ビューティ

良い睡眠には体温のメリハリが必要 「きき湯」から新入浴剤が発売

 入浴剤を取り扱うバスクリンは現代人が抱える睡眠の悩みに着目し温浴効果を高める「きき湯 ファインヒート リセットナイト」 (医薬部外品、400g、1000円前後)を9月18日に発売した。

 同製品は、温泉科学の知見から高濃度炭酸ガスと食塩を配合し、生薬のジンジャー末を組み合わせることで、より効率的に深部体温を上昇させる。またシダーウッドやカモミールの香りでリラクセーション効果も加えた。

 渡部秀典バスクリン 製品開発部は「現代人の睡眠時間は年々減少し、5人に1人がその質に満足できていない。しかしいそがしい現代人にとって、睡眠時間を確保することは難しい。そこで入浴によって効率的な睡眠が取れるように、『きき湯 ファインヒート リセットナイト』で試みた」という。

 夜から朝にかけて体温が下がることでよりよい眠りにつくことができるため、入浴により深部体温を意図的に上昇させ、メリハリをつくることで理想の体温リズムに近づける。体温を1度上昇させるためにはさら湯だと41度の湯船に10分間浸かる必要があるのに対し、同製品を使用した場合は7分で上昇する。

 発表会では田中秀樹・広島国際大学心理学部心理学科教授が「眠りの力と快眠のポイント」と題して講演。良い睡眠のポイントとして、夕方以降は居眠りや仮眠をせず、取りたい睡眠時間と同じだけ就床前には起きておくことや、12~15時までの間に10~15分の短い昼寝を取ること、休日と平日の起床時刻の差を2時間以内にとどめることを推奨した。

 入浴については就床の1~2時間前に38~41度の湯船にコップ1杯の水を飲んでから浸かり、脳を興奮させない“頭寒足熱”の状態をつくることを提案し、限られた生活時間の中での睡眠にまつわる行動の見直しと改善を促した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。