ファッション

メッシのアパレルブランド発売 バルセロナのセレクトショップに本人登場

 FCバルセロナ(FC BARCELONA)に所属するサッカー・アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)のアパレルブランド「メッシ(MESSI)」が、バルセロナの高級セレクトショップ「サンタ・エウラリア(SANTA EULALIA)」で発売された。

 「メッシ」は主にメンズのTシャツ、フーディー、ジャケット、機能性に優れたポロシャツやパンツなどを提供するが、ウィメンズも数型あり、全部で15アイテム程度を取り扱う。シルケット加工を施したコットン製のTシャツが80ドル(約8600円)、フーディーが200ドル(約2万1000円)、ニット製のパンツが140ドル(約1万5000円)と手頃な価格帯となっている。アイテムの中にランダムでメッシの直筆サインを入れることで購買を促すという。

 また、今回はロンドンのサヴィル・ロウに店を構えるテーラー「リチャード ジェームス(RICHARD JAMES)」と協業したカプセルコレクションも発売された。こちらはブレザーが780ドル(約8万4000円)、シャツが210ドル(約2万2600円)とやや高価格での展開だ。

 発売当日の9月19日にはメッシ本人も登場。世界的なスーパースターを一目見ようと、店の周囲には大勢のファンが集まった。カプセルコレクションのブレザーと幾何学模様の入った白いシャツにジーンズを合わせ、「アディダス(ADIDAS)」の“スタンスミス(STAN SMITH)”を履いたメッシは、「関心がある事柄であれば、スポーツ以外のフィールドも探求したいと考えていた。何か新しくてエキサイティングなことをする機会は最大限に生かしたいので、自分のライフスタイルブランドを立ち上げることができてとても興奮している。みんなも気に入ってもらえたらうれしい」と語った。

 「メッシ」はトミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)の妹、ジニー・ヒルフィガー(Ginny Hilfiger)がクリエイティブ・オフィサーを務めるブランドポートフォリオ企業MGOとの提携によって設立された。デザインはメッシの実妹であるマリア・ソル・メッシ(Maria Sol Messi)が担当している。今後は主に公式ECサイト「ザ メッシ ストア(THE MESSI STORE)」で販売されるが、独EC企業ザランド(ZALANDO)や米アマゾン(AMAZON)のサイトで販売することも検討しているという。また、10月には中国最大のEC企業アリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(Tmall)」に出店する予定だ。

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