「WWDジャパン」9月23日号は、2020年春夏ニューヨーク・ウィメンズ・コレクションのトレンドを紹介します。ダイバーシティーやインクルージョンの大切さを強くうたい、いち早く取り入れたニューヨークですが、今季浮上したキーワードは “パトリオット(愛国心)”と“サステイナブル”でした。ニュース面では、9月20日にリニューアルオープンした大丸心斎橋を速報。リアル店舗の強みを追求し、ミュージアムのような非日常を演出する空間にこだわりっています。
特集ではさまざまな人種がいるアメリカを、「多様な考え方やバックグラウンドの人を受け入れてきた国」、またアメリカンドリームを追う移民を多く受け入れた「オプティミズムの国」ということにフォーカスするデザイナーをピックアップ。そんな夢と希望、多様性の象徴でもあるアメリカにオマージュを捧げ、アメリカントラッドなコレクションが印象的でした。
また、大量消費の国であるアメリカにおいて、デザイナーも真剣にサステイナビリティーについて考えています。そんな中、彼らが導いた考えは、いつでも、どこでも、誰もが着られる服、そして何より長く着られる服こそがサステイナブルということです。そのため、今季はジャケットやトレンチコートといったクラシックなアイテムが多出しました。その思いを強く抱く4人のデザイナーのインタビューを交えながら、トレンドを解説します。
そのほかストライプインターナショナルの“エシカル”な経営戦略、SNS上で増えているバーチャルインフルエンサー、「ヴェトモン」を去ったデムナ・ヴァザリア=ヘッド・デザイナーについてのニュースも報じています。