仏カール・ラガーフェルド社は、今年2月に死去したカール・ラガーフェルド氏の追悼プロジェクト“A TRIBUTE TO KARL LAGERFELD : THE WHITE SHIRTS PROJECT”を発足した。生前に同氏が「ファッションアイテムの中で、私が生みの親になりたかったものは何かと聞かれたら、白シャツと答える。白シャツはすべての基本。ほかは後からついてくる」と語り、愛したという白シャツを親交のあった友人たちがそれぞれデザインした。
中でも同プロジェクトのキュレーターであるファッションエディター、カリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)やモデルのケイト・モス(Kate Moss)、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、女優のダイアン・クルーガー(Diane Kruger)、アーティストの村上隆、トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfige)、カールのパーソナル アシスタントでモデルのセバスチャン・ジョンドー(Sebastien Jondeau)の7人が手掛けたモデルを「ファーフェッチ(FARFETCH)」と「カール ラガーフェルド」の公式ECサイトで販売中だ。それぞれ77着限定で、価格は777ユーロ。日本版サイトでは7万7777円で販売している。売り上げは全て、カールが長年にわたり支援してきたパリ・デカルト大学の医学研究に資金援助を行う慈善団体、Sauver la Vieに寄付する。
販売モデル以外にも、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)やアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「グッチ(GUCCI)」クリエイティブディレクター、スワロフスキー理事のナジャ・スワロフスキー(Nadja Swarovsk)、モデルのカイア・ガーバー(Kaia Gerber)、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)ら業界内外の著名人たちが同プロジェクトに参加。各人たちが手掛けた白シャツは現在パリの「カール ラガーフェルド」店舗で展示中で、その後同ブランドの一部店舗を巡回する。