資生堂ジャパンは9月26日に、10月1日の衣替えの日に先がけて“寒暖差セミナー”を東京・銀座で開催した。
セミナーの中で、同社が気温の“寒暖差”が肌バリアに影響を及ぼし、肌荒れや乾燥の一因になることを突き止めたことを報告。さらに“キイチゴエキス”が、バリア機能を司る酵素をサポートし、寒暖差に起因する肌荒れや乾燥対策として適しているという知見を発表した。
さらに美容家の岡本静香が登壇し、寒暖差を上手に乗り越えるために必要なことを紹介。「肌の深層から潤すケアが大切なので、肌への浸透力が高い化粧品を使うのがおすすめ。また、洗顔のときにお湯を使うなどちょっとした工夫も効果的」と話した。
続いて、同社の兼井聡子d プログラムジャパングループ ブランドマネージャーが登壇。10月21日に発売する季節の変わり目の寒暖差による乾燥から肌を守る美容液「カンダンバリア エッセンス」について言及。「キイチゴエキスを含む独自複合成分“カンダンバリアコンプレックス”が、暑いときも寒いときも潤いバランスを整え、滑らかな素肌に導いてくれる。敏感に揺らぎやすい肌を守りながら美肌へ育む総合ブランド『d プログラム』の新製品なので、敏感肌の人でも安心して使える」と解説した。
最後には、兼井ブランドマネージャーと安齊理沙・日本気象協会 本社気象予報士が登場し、資生堂ジャパンと日本気象協会が共同で“寒暖差肌荒れ指数”を開発したことを発表した。これは、日々の寒暖差や屋内外の気温と湿度の状況から、肌の乾燥・肌荒れに対するリスクレベルを5ランクに分けて表した指数。
日本気象協会の保有する気象コンサルティングのノウハウを元に、前日との気温差や一週間を通しての気温差などのデータと、資生堂の持つ肌や美容に関する研究結果などの知見を加味して指数を算出しているという。
“寒暖差肌荒れ指数”は、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア“てんきじぇーぴー”で公開。資生堂と日本気象協会は、これから秋から冬にかけての寒暖差が高まる季節に、同指数を使って寒暖差による肌の乾燥への注意を喚起していく。