イギリスのファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion以下、BoF)」はこのほど、今年7年目を迎える“世界を代表するファッション業界人500人”「BoF500」2019年度版を発表した。日本からは芸人でファッションデザイナーとしても活動する渡辺直美、ここのがっこう代表を務める山縣良和、「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」を手掛ける小泉智貴、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構でディレクターを務める今城薫の4人が新たに選出された。
そのほか、「ティーンヴォーグ(teen VOGUE)」編集長のリンゼイ・ピープルズ・ワグナー(Lindsay Peoples Wagner)、トランスジェンダーモデルのネイサン・ウェストリング(Nathan Westling)、「パイヤー モス(PYER MOSS)」を手がけるカービー・ジーン・レイモンド(Kerby Jean-Raymond)、音楽界からはラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)、韓国のボーイズグループBTSメンバーのジミンらが加わった。
13年に始まった「BoF500」は同メディアが毎年ファッション業界を代表する最重要人物500人を選ぶ独自指標。同コミュニティーをさらに広げていくため、今年から毎年100人の新メンバーを追加していくという。
昨年度はモデルの秋元梢、コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)で「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」を手掛ける二宮啓デザイナー、海外を拠点に活動するメイクアップアーティストのカナコ・タカセが選出された。
また初年度から継続してデザイナーの山本耀司、川久保玲、渡辺淳弥、柳井正ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長、栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問クリエイティブディレクション担当、16年から伊藤忠商事の岡藤正広・会長CEOが選出されている。