米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!
第32回は、9月23日に米ロサンゼルスで開催された第71回「エミー賞(Emmy Awards)」授賞式のレッドカーペットから、ゼンデイヤ(Zendaya)、ビリー・ポーター(Billy Porter)、グウェンドリン・クリスティー(Gwendoline Christie)、マンディ・ムーア(Mandy Moore)、メイジー・ウィリアムズ(Maisie Williams)、フィービー・ウォーラー・ブリッジ(Phoebe Waller-Bridge)、エミリア・クラーク(Emilia Clarke)、ケリー・ワシントン(Kerry Washington)が登場。テレビ作品のトップが決まる「エミー賞」の、今年のレッドカーペットの評価はいかに?
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Zendaya
ポイズン・アイビー(「バットマン」に登場する悪役の女性キャラクター)からインスピレーションを受けると、コトはあっという間にややこしくなる。しかし、美しくフィットしたコルセットとドレープのスカートが魔性の女らしさを演出していて、ある意味とても衣装っぽい。
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Billy Porter
なんだかとても漫画みたいなファッションだ。ポーターは型破りなレッドカーペットスタイルで繰り返し称賛を得てきたおかげで、完全な自由行動をとるようになった。しかし、このハットは映画「スカラムーシュ(Scaramouche)」のリメイク版の時にかぶった方がいい。
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Gwendoline Christie
もし超自然的な乙女マリアンの亡霊スタイルか、もしくは教会の神聖な彫像か何かを目指しているのならば、クリスティーは奇跡を起こしているといえる。しかし、誰もが死ぬ運命にある人間にとっては、ただただとても恐ろしいB級ホラー映画スタイルにすぎない。
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Mandy Moore
ピンクと赤のドレスに大きなシルエットのヘアスタイル、そしてこのスモーキーアイは、80年代の夜のメロドラマそのもの。しかし、現在のランウエイのトレンドとマッチしていることで問題は帳消しになっている。しかも自分のモノにしているとは素晴らしい。
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Maisie Williams
メイジーがついに成長して、いつもの反抗的なティーンエイジファッションからエッジの利いたファッションガールに変身した。今回の素晴らしいレッドカーペットの装いは、彼女のファッション性に新たな可能性を与えるだろう。
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Phoebe Waller-Bridge
このドレスのいちばん良いところは、今回の授賞式で彼女が受賞したすべてのエミー賞と非常によくマッチしているところだ。彼女の態度によって、プリンセス風ドレスにいくらかの個性が出ている。
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Emilia Clarke
またもや“二重人格ドレス”の登場だ。すごくセクシーなトップだが、バーベキューで肉を焼くのに適しているようなマキシ丈のエプロンスカートとは全然合っていない。
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Kerry Washington
映画「オースティン・パワーズ(AUSTIN POWERS)」とスタジオ54を足して二で割ったかのような衣装は、彼女を引き立てるのにベストなファッションとは言えない。たぶん、つやのあるなめらかなヘアスタイルなら、ギラギラした装飾強めのファッションとつり合いが取れるだろう。でも彼女は、これでもまだ衣装を着ていると思っているらしい。