ケリング(KERING)は10月1日、ダイバーシティ、インクルージョン、タレントのチーフオフィサーにカルパナ・バガマネ・デンゼル(Kalpana Bagamane Denzel)を任命した。パリ本社を拠点にベアトリス・ラザ(Beatrice Raza)=チーフ・ピープル・オフィサーの直属として、同グループ内の全てのブランドおよび本社と連携したダイバーシティー&インクルージョンに向けたグローバル戦略に取り組む。
アメリカ生まれのバガマネ・デンゼルはアンダーセン・コンサルティング(Andersen Consulting)で経営コンサルタントとしてキャリアをスタートさせた後、プロクター&ギャンブル(The Procter & Gamble Company)ではブランド戦略を推進。その後、IMD社でマーケティング、キャリアサービス、MBAプログラムのアドミッション担当ディレクターを務め、直近ではラッセル・レノルズ・アソシエイツ(Russell Reynolds Associates)の取締役を務め、同社のダイバーシティー&インクルージョンの実践を主導し、アジアのクライアントと連携して人材獲得および人材開発についてアドバイスを行った。
バガマネ・デンゼルは「ケリングは相互尊重、個性、信頼性から得られる価値を重んじており、従業員と企業文化に対する誠実な約束を模範としている。これまで以上にダイバーシティー&インクルージョンに富んだ職場づくりを進めるために、すべてのチームと連携して取り組んでいくことを楽しみにしている」とコメントした。