ファッション

米カジュアル「マックレガー」が30〜40代に向けた新ブランド

 双日インフィニティは、日本における商標権を有する米ブランド「マックレガー(MCGREGOR)」の30〜40代に向けた新ブランド「ワイン レーベル(WINE LABEL)」を2020年春夏シーズンに立ち上げる。ブランドのネーミングは、1921年創業の「マックレガー」の長い歴史を継承し、“歳月をかけてたどり着く熟成されたワインのように深みのある大人のスタイル”を提案するというコンセプトに由来する。コートやジャケット、シャツに加え、ザ・ビートルズ(The Beatles)とのコラボレーションアイテムなど40型をそろえる。品質の高さにこだわり、インラインよりも価格帯はやや高めに設定する。

 同社は「マックレガー」の若年層向けブランドとして2011年に立ち上げた「ラグス マックレガー(RAGS MCGREGOR)」を18年8月をもって休止した。同ブランドはロックやモードの要素を取り入れたファッション性の高い世界観で20代の若い顧客を獲得したが、「30〜60代のインラインの顧客層との乖離があり、両ブランドの相乗効果は生まれなかった」と同社担当。「ワイン レーベル」はインラインの普遍性を踏襲したデザインでつながりを持たせ、高感度な客層の獲得を狙う。

 また双日インフィニティは、「マックレガー」や10月に日本の独占販売権を取得した英ライフスタイルブランド「テッドベーカー(TED BAKER)」、「セルジュ ブランコ(SERGE BLANCO)」など計5つのメンズブランドを合わせた百貨店向けの業態「ユナイテッド アンド ユナイテッド」を2019-20年秋冬シーズンから提案している。複数のブランドをミックスしたMDで、ブランド単体よりも幅広い客層にアピールする狙いだ。9月には東急百貨店さっぽろ店に1号店を開き、他の取引先からの手応えもあるという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。