10月10日号の「WWDビューティ」は、2020年春夏のニューヨーク・コレクション特集です。今シーズンは、ここ数シーズン続いていたカラフルでドラマチックなヘアメイクは落ち着き、控えめながらもメッセージ性の強いルックが多く登場しました。その象徴ともいえるのが「マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)」で、“多彩なヘアメイクこそがダイバーシティー”と、61人全員が全く異なる服、ヘア、メイク、ネイルでランウエイに登場。そのビジュアルは必見です。ニュース面では、ファッション販売員の地位とスキルの向上を目的に、16年に設立された日本プロフェッショナル販売員協会(JAPAN SALES PROFESSIONAL ASSOCIATION)の理事に、ビューティ業界から初めて就任した日本ロレアルのフィリップ・アルシャンボー(Philippe Archambault)副社長のインタビューを掲載しています。
特集前半では、初の試みとしてモデル以外にも親子や妊婦、双子などの一般人女性を起用した「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」、ラテンアメリカに着想を得たメイクでビビッドな2色使いがダイナミックに目元を飾る「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」、ネオンカラーのリップがハッピーなムードを醸し出す「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」など、複数パターンのヘアメイクと共に、それぞれの個性に合わせたルックが登場したブランドを紹介します。
特集後半では、“クラシック”“エレガント”“タイムレス”といったファッショントレンドと共に細かなビューティトレンドを解説。エイジング効果が期待されるレチノールに代わり、最近アメリカで流行中の成分バクチオールの使用感をリポート。現地で活躍する日本人ネイリストのインタビューなど、ニューヨーク・コレクションの合間に見つけた話題をピックアップしています。
ニュース面ではそのほか、サザビーリーグが手がけるオリジナルコスメ「グリッド(GRID)」、化粧品事業の強化・拡大を目指す住友商事グループが設立した新会社の住商コスメティクス、国内外で高い支持を得ている「スック(SUQQU)」の人気を読み解いたほか、8年ぶりにリニューアルする「ママバター(MAMA BUTTER)」、ジャン・クロード・エレナ(Jean-Claude Ellena)が15年ぶりに調香した「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」の新作香水を紹介しています。