「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は、10月1日にオープンした大阪・心斎橋のメンズ旗艦店のメディア向け内覧会を開催した。1フロア213平方メートルの店舗には、世界中から集めたユニークな家具やアートを設置。シューズやアクセサリーを含む最新コレクションを販売する入り口部分と、コラボレーションアイテムがそろうほか、イベントなども開催する中央部分、そしてスーツをはじめとするフォーマルアイテムが並ぶ店舗奥の3エリアに分かれる。店舗奥では日本初の提供となるスーツのオーダーサービス「メード・トゥ・メジャー」のためのフィッティングやコンサルティングを行う。
内覧会には、同ブランドのメンズ アンバサダーの三浦春馬が「メード・トゥ・メジャー」で製作したスーツを着て来場した。「仕事でよく来るのですが、大阪は東京とは違った活気をもらえる地。国内外の人たちが入り混じり、独特な熱気を生んでいる大阪に『ポール・スミス』の店舗があることは個人的にも非常にエキサイティングなこと」とコメント。「メード・トゥ・メジャー」のサービスについては「スーツを着た瞬間、自分だけのサイズ感で作れることの特別感を味わえましたし、イチから自分の好みのモノを作れる楽しみを経て着ると、喜びも一層大きかったです。店舗に来る皆さんにも、スーツ作りを楽しみながら、自分の日頃のスーツスタイルが誇れるようになる体験を是非ともしてほしいですね」と興奮気味に話した。
この日の三浦の服装はスーツに華やかな柄のシャツを合わせた服装だったが「『ポール・スミス』のスーツは、シーンごとにいろいろな着方ができる。僕の今日の服装のようにちょっと毒のるようなモノを合わせてもクールに仕上がるのが強みだと思います。大阪店には限定商品としてヒョウ柄のアイテムなど、一見すると派手すぎるかなと思う商品もありますが、いざ着てみると体にフィットし、馴染むデザインになっている。僕自身も『ポール・スミス』の店舗でそういった経験がよくあります。スタッフもいい方ばかりなので、ぜひ店舗に来て、遠慮せずにいろいろと試着して楽しんでほしいです」とほほ笑んだ。
当日はデザイナーのポール・スミスも来日し、三浦と談笑したり、商品や「メード・トゥ・メジャー」のサービスについて説明をしたりした。「春馬のスリムな体系にキチンと合うようにスーツは仕立ててある。一見サイズが合っているように見えても、胸の部分など、ピッタリと合うスーツを探すのは難しい。そういった意味でも『メイド・トゥ・メジャー』はサービスとして手ごたえを感じているし、ショップとしても個性を出せると考えている」とポール。同サービスは2019年のはじめにロンドンでも開始しており「スタートするにはそれなりに時間と準備が必要だが、近々パリとニューヨークの店舗でも導入する予定だ。日本のほかの店舗でも、大阪店での反響を見てサービスを拡大していけたらと思っている」と語った。「大阪店には、アートや家具、什器のほか、ここでしか買えないモノもたくさんある。是非訪れてみて、体感してほしい」。