「シャネル(CHANEL)」は10月1日、グラン・パレ(Grand Palais)で2020年春夏コレクションのランウエイショーを開催した。屋根が連なるパリの街並みを舞台に、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の跡を継いだヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)による初のレディ・トゥ・ウエアコレクションが披露された。
そんな晴れの舞台のフロントローを飾ったのは、カーディ・B(Cardi B)ら「シャネル」のアイテムをまとった豪華なゲストたち。中でも会場で注目を浴びていた小松菜奈、BLACKPINKのジェニー(JENNIE)、カロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret)、パク・スジュ(Soo Joo Park)に、ショーの感想や「シャネル」が好きな理由、ヴィルジニー・ヴィアールによる「シャネル」に期待することなどを聞いた。
小松菜奈
WWD:ショーはどうだった?
小松菜奈(以下、小松):今回のショーも本当に素敵で、グラン・パレの中にトタン屋根のパリの風景があって。映画で見るパリのトタン屋根には憧れがあったので、その中に入っている感じがしました。そこの中に、今回の新しいコレクションがカラフルだったりモノトーンだったりと本当に素敵で、すごく興奮しました。
WWD:コレクションで一番気になったピースは?
小松:今回最初のほうがカラフルだったんですけど、途中のデニムの生地のセットアップがショートパンツで、そこに抜け感がありながらボーイッシュだし、ボリュームもあってビンテージっぽさもあり、キメすぎてない。でもおしゃれな感じがあってすごく私は好きでどストライクでした。
WWD:「シャネル」のどこが好き?
小松:ブレない強さがすごく好きで、かっこよさもあるけど、すごく柔軟さもあって。どんどん『シャネル』の魅力を更新している感じがします。だからすごく好きです。
JENNIE
WWD:ショーはどうだった?
ジェニー:楽しくて素晴らしいショーだった。
WWD:コレクションで一番気に入ったピースは?
ジェニー:今すぐお気に入りのピースを1つなんて決められない。全部美しかったと思う。
カトリーヌ・ド・メグレ
WWD:ショーはどうだった?
カトリーヌ・ド・メグレ(以下、メグレ):ショーは素晴らしかった。とてもフェミニンでライト。少しヌーヴェル・ヴァーグ的な雰囲気もあって、ノンシャランなモデルたちがパリの街の屋根の上を歩いていく。本当に素敵だった。
WWD:コレクションで一番気に入ったピースは?
メグレ:ロング丈のシルバーのドレス。とてもシックでエレガントだけど同時にすごくクールで、虜になった。
WWD:ヴィルジニー・ヴィアールによる「シャネル」に期待することは?
メグレ:私が彼女のコレクションでとにかく好きなのは、エレガンスに加えられたフェミニニティー。とてもオーセンティックでナチュラル。シルバーのカッティングや組み合わせ方、素材も本当に美しい。でも、そのフェミニニティーにもう少しクールな要素を加えることができたら……将来がとても楽しみね。
パク・スジュ
WWD:コレクションで一番気に入ったピースは?
パク・スジュ(以下、スジュ):たくさんあるけど、ナイロンがツイードにミックスされたジャンプスーツが気に入った。コンテンポラリーだけどすごくクラシックで、「シャネル」らしいと思った。
WWD:「シャネル」が好きな理由は?
スジュ:「シャネル」が好きなのは、女性が創業し、女性をサポートし、女性のエンパワーメントに貢献しているから。それにヴィルジニーが率いるようになった今、とても現代の女性らしくなったと思う。テーラーリングにクオリティー、ブランドイメージもすごく強いし、好きにならないわけない。
WWD:ヴィルジニー・ヴィアールによる「シャネル」に期待することは?
スジュ:ヴィルジニーによる新生「シャネル」には、モダンでフェミニンなエネルギーを期待しているわ。