「WWDジャパン」10月14日号は、2020年春夏ミラノ・コレクション詳報です。今季は多くのブランドがサステイナビリティー重視を表明したシーズンでした。“カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量と吸収量を同じにすること)”を強化する「グッチ(GUCCI)」は、ショー開催によるCO2排出量を相殺するためにミラノで2000本の植樹を行いました。巨額のエコ投資でコミットする「グッチ」の“サステナショー”を大解剖します。また、ニュース面では、600店舗を閉鎖するという衝撃的な発表を行ったオンワードホールディングス(HD)の構造改革にフォーカス。アパレル業界の保守本流といわれる同社の大胆な路線方向は現在の市場の変化を象徴しているようです。また苦戦を強いられている百貨店の“中の上の服”(モデレート)の縮小傾向についても分析します。
人気連載「ミステリーショッパーが行く!」では、オンワードHDが4月にオープンした東京・代官山のカシヤマ ダイカンヤマを調査員たちが訪れました。世界で活躍するデザイナーの佐藤オオキ=ネンド代表による建築デザインで、ファッション・食・アートを提案する同館。老舗アパレルが提案する空間、接客・サービス、MDの評価はいかに……!?「齊藤孝浩のファッション業界のミカタ」では、イギリスで絶好調の「プライマーク(PRIMARK)」の決算書を読み解きます。「アトモス社長・本明秀文のスニーカーライフ」のお題は、AIとIoTで進化するスニーカーのデジタル化について。さまざまな機能を盛り込んで1足2万円になったスニーカを一般消費者は購入する?そもそもみんなスニーカーにどのぐらいお金をかけているのか?について語っています。