2019年のハロウィン・コスチュームのトレンドは、ポップカルチャーの影響が大きいようだ。
グーグルで19年の個人用ハロウィン衣装として最も検索されたコスチュームは、日本では11月1日に公開予定のビル・スカルスガルド(Bill Skarsgard)出演の映画「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(It Chapter Two)」に登場する殺人ピエロ、ペニーワイズだった。
それに続いたのがおなじみの魔女のコスチューム、そしてここ1年で公開された映画「アベンジャーズ/エンドゲーム(Avengers: Endgame)」「スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム(Spider-Man: Far From Home)」「スパイダーマン: スパイダーバース(Spider-Man: Into the Spider-Verse)」などに登場するスーパーヒーロー、スパイダーマンだ。
個人用コスチュームのアイデア・リストにはその他のポップカルチャーのキャラクターも含まれており、ネットフリックス(NETFLIX)のTVドラマ「ストレンジャー・シングス(Stranger Things)」やビデオゲーム「フォートナイト(Fortnite)」が挙げられる。また、16年に公開された映画「スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)」で女優のマーゴット・ロビー(Margot Robbie)が演じたことで復活したDCコミックス(DC Comics)のキャラクター、“ハーレイ・クイン”も人気だ。
またグーグルでは、過去1年間で人気が上昇した多くの新たなポップカルチャーに影響を受けたハロウィン・コスチュームも見られた。「ハードセルツァー」(アルコール入りの炭酸水)のホワイトクロー(White Claw)を模したコスチュームの検索は14倍もの劇的な増加を見せた。今年公開されて大ヒットとなった映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」からも、クリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth)演じる“おデブのソー”のコスチュームの検索が46倍も増加した。
今夏にシーズン3が放送されたネットフリックスの「ストレンジャー・シングス」も今年ウィン・コスチュームのトレンドに影響を与えており、特にジョー・キーリー(Joe Keery)演じるスティーブとマヤ・ホーク(Maya Hawke)演じるロビンがアイスクリームショップ「Scoop Ahoy」で働いていたときに着ていた制服が人気だ。劇中に登場する怪物、デモゴルゴンの検索も3倍増加している。
一方カップル用コスチュームの検索トレンドは、漫画や古典映画のキャラクターがいまだに人気だ。最も検索されたカップル用コスチュームはディズニー・チャンネル(THE DISNEY CHANNEL)の「リロ・アンド・スティッチ(Lilo and Stitch)」、続いて「俺たちに明日はない(Bonnie and Clyde)」、そしてニコロデオン(NICKELODEON)の子ども向け番組「Oops!フェアリーペアレンツ(Fairly OddParents)」のコスモとワンダだ。
グループ用コスチュームでは、ディズニー映画「ディセンダント(Descendants)」が検索トレンドのトップだった。そしてビデオゲーム「フォートナイト」、ネットフリックスの「ストレンジャー・シングス」と続く。「トイ・ストーリー(Toy Story)」「パワーパフガールズ(The Powerpuff Girls)」「モンスターズ・インク(Monsters Inc.)」など多くの漫画作品や、80年代、90年代作品のコスチュームも多く検索されている。