10月17日号の「WWDビューティ」はメンズメイクの特集です。メンズにスポットを当てた特集は年1回行っていますが、今回は「メンズメイクアイテムを売るためにはどういう戦略があるのか?」をテーマにコスメブランドやヘアサロンなどを取材しました。ニュース面では、10月からの増税を前に駆け込み需要による売り上げ拡大がみられた百貨店の化粧品フロアを取り上げ、東西の百貨店に9月度の商況を聞きました。
“男性は女性以上に体験から学ぶ”ことを踏まえ、特集取材を通して見えてきたのは、販売戦略の優先事項に「タッチアップの機会をつくる」こと、「メンズには“やりました感”のするメイクはNG」という共通項です。「しっかりカバーしているのに何もしていないように見えるメイク」=「スーパーナチュラルメイク」を掲げていることも同じでした。またどの取材先でも「シャネル(CHANEL)」と「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」の名前が出たことが印象的で、この2ブランドがメンズメイクをけん引しているのは間違いないようです。
ニュース面では、「ポーラ(POLA)」の「リンクルショット」ブランドから登場する表面化していない“潜在シワ”を改善する美容液、資生堂が買収した米スキンケアブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」、東京・北青山にオープンした複合型シェアサロン「クノア(Qnoir)」や大丸梅田店にオープンする、女性の心や体の悩みに寄り添う新ゾーン「ミチカケ」を紹介しています。
「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」が展開する新スキンケアライン、ウエットシェービングで国内トップシェアのシック・ジャパンが発売する天然の竹をハンドル部分に使用したかみそり付きセットの限定ギフトを紹介したほか、トピックスとして毎年10月にエスティ ローダー グループが行い、今年で27年目となる乳がん啓発キャンペーンと、その一環で行われるイベントのオープニングセレモニーの様子、「星のや」などを展開する星野リゾートが行うプラスチックごみ対策について掲載しています。