2007年にイギリスで創設した「ブルドッグ」。創設者の一人で最高経営責任者のサイモン・ダフィーが、天然由来成分配合のスキンケアを好む男性に向けたメンズブランドの選択肢が少ないことに着目して立ち上げたブランドだ。イギリスでは、売り上げ1位(Nielsen調べ 2016/09-2017/08 Waitroseで販売金額実績第1位の男性スキンケアブランド)を獲得するなど、支持を集めている。日本には2018年に上陸し、アマゾンやロハコ、全国のロフト、東急ハンズで販売しており、世界30カ国、約6万店舗で取り扱われている。パッケージや容器にサステナブル素材を使用し、成分も天然由来にこだわるなど、メンズスキンケアブランドとしては珍しい取り組みを続けている。創設者のサイモン・ダフィーに「ブルドッグ」の製品へのこだわりや魅力について聞いた。
メンズスキンケアは女性用に比べて種類が少なく、製品の大半が女性向けブランドから派生したもの。選択肢が少ない男性のために、男性の肌質に合ったブランドを一から立ち上げようと思ったのが創設のきっかけだ。「ブルドッグ」は環境・身体に優しい素材にこだわり、全製品が人工着色料、合成着色料、動物由来成分不使用でクルエルティフリー(動物実験をしていない)な処方。ビ―ガンやベジタリアンにも適した仕様だ。天然由来成分を多分に含んだ製品は、普通肌用・敏感肌用・脂性肌用で成分を替えていて、それぞれの肌質に合わせてアプローチできるのも魅力だ。
製品のパフォーマンスは妥協せず、またサステナブルなパッケージ素材を使用するなどエシカルな製品作りも心掛けている。チューブ容器の原材料にはサトウキビから精製したプラスチックを使用しており、メンズスキンケアブランドとして世界初の試みだ。サトウキビ由来のプラスチックは100%再利用可能で、通常のプラスチックを焼却処理する際に発生する二酸化炭素の排出量削減にも取り組んでいる。また、8月に発売した「バンブーホルダー」を契機にシェーバー市場にも参入した。一般的なシェーバーよりも環境によい製品を作りたく、「ブルドッグ」の価値をより高める製品にしなければならなかった。だから製品のパッケージもこれまで同様に、リサイクル素材を使用し、無駄な装飾も省いた。通常は、プラスチックや金属が使われているシェーバー本体の持ち手部分を竹で作った。竹は成長が早く、普通の木よりも多く酸素を作り出す環境に優しい植物だ。さらに、水に強くお風呂場に置いても問題ないこともシェーバーの素材として適している。またスタイリッシュなデザインも多くの男性から好評だ。日本の男性にも、環境や身体に配慮したスキンケア習慣を広めたい。
竹を用いたスタイリッシュで
サステナブルなシェーバー
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サイモンが日本人にオススメする
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シック・ジャパン お客様相談室
03-5487-6801