ファッション

パタゴニアが持ち帰り袋の提供を廃止 2020年4月から

 パタゴニア(PATAGONIA)の日本支社は、直営店全22店舗において持ち帰り袋の提供を2020年4月1日に廃止する。既存の顧客の83%がマイバッグを持参している結果から、有料化ではなく、全ての顧客にマイバッグ持参を促す形となった。また、全廃後も持ち帰り袋を必要とする顧客のために、使用していないエコバッグを循環、共有する仕組み“エコバッグ・シェアリング”を同日に開始する。それに伴い、顧客の不必要になったエコバッグの提供や回収を直営店で10月16日から行う。

 パタゴニアはこれまで、“環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える”ことを実践するため、1989年の日本第1号店オープン以降、再生紙100%のショッピング袋を採用。その後、オーガニックコットン製キャンバスバッグの販売を通じて、マイバッグの持参を推進してきた。07年には、持ち帰り袋が必要な顧客に対して、海外の工場出荷時点で製品を梱包するLDPEプラスチックのリサイクル原料を100%使用した持ち帰り袋をデポジット制システムで循環させる仕組みの“デポバッグ”を採用した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。