毎月お届けする「WWDジャパン」「WWDビューティ」擁するINFASパブリケーションズのベストバイ。第二回は、2020年春夏コレクションシーズンに、コレクション記者が現地で買った一品をお届けします。ショーの合間に見つけたものから、激務を癒した食べ物まで登場しました。
寒かったパリで駆け込んだ「ドリス ヴァン ノッテン」のパンツスーツ
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9月に取材でパリに到着したら予想以上に寒く、慌ててホテルから徒歩5分の「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」に駆け込みました。各百貨店も「ドリス」を扱っているけど、迷わず直営店に向かったのは3畳ほどある広いフィッティングでゆっくり試着をしたかったから。それにここの店員さんのフランクでプロフェショナルな接客が好きです。 探していたパンツスーツと出合えたので即決。 ざっくり着たかったのでワンサイズ上を選びました。(WWDジャパン編集長 向千鶴)
ブロードウェイ・ミュージカル「オクラホマ!」の“OK!”トート
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「人生で一番パトリオット(愛国的)なコレクション」というアメリカらしいポジティブ・マインドに溢れた2020年春夏を発表した「マイケル・コース(Michael Kors)」のインスピレーション源の1つとなったブロードウェイ・ミュージカルを満喫。6度目のリバイバルで脚本や歌詞はそのまま、なのに古臭くて排他的な愛国心が滲む原作にアンチを唱えた作品に感動し、後輩に「買い忘れたから、買ってきて!!」と依頼したデニムのトートバッグ(25ドル、2700円)です。ちなみに「OK」は、オクラホマ(OKLAHOMA)州を表現する2文字のイニシャル。ニューヨークは「NY」、カリフォルニアは「CA」、オクラホマは「OK」なのです。ミュージカルを知っていても知らなくても、誰かが「OK!」って書いてあるトートバッグを持っていたら、「そうか、『OK!』なのか。よく分かんないけど(笑)」って少しだけハッピーになれる気がしませんか(笑)?エコバッグとして使おうか、ジムグッズを入れようか迷っています。(WWDJAPAN.com編集長 村上要)
入稿後、行列に並んで食べたリブアイステーキ
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パリコレ期間中はショーやら原稿やらで時間がなく、正直なところ日本から持参したレトルトカレーなどを食べていたのですが、入稿が一段落したらそんなシャビーな毎日とはオサラバ!せっかく花の都パリに、しかもサンジェルマン デ プレ(サルトルとかも集った意識高い系エリア)に滞在しているんだからと、大好物のアントレコート(リブアイステーキのこと)を食べに行きました。この店「ル・ルレ・ドゥ・ラントルコート」、昼夜共にパリっ子が行列を作る人気店。席に着くと焼き具合のみ聞かれます。なぜならこの店、メニューはアントレコート1択だから!お肉&フレンチフライにかかった、ハーブたっぷりの特製ソースが超美味!ちなみに写真は半量で、これを食べ終わるとわんこ蕎麦的にもう半量がサーブされます。30〜40ユーロ(3600〜4800円)。(WWDジャパン編集部ニュースデスク 五十君花実)
「パット マクグラス ラボ」と「グッチ」のコスメ
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ロンドン&ミラノコレに行ってきたので、気になっていた化粧品をご褒美として購入しました。ロンドンでは大御所メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)のメイクアップブランド「パット マクグラス ラボ(PAT McGRATH LABS)」のリップスティック、ミラノでは「グッチ(GUCCI)」のリップスティックを3種類ゲット。両ブランドとも見た目が可愛くて、フォトジェニックなパッケージなので、持っているだけで気分が上がります。 「パット マクグラス ラボ」(右端)は、ラメ入りの”ブリッツトランス(BLITZTRANCE)”シリーズから”フレッシュ ファタール(Flesh Fatale)”という細かいラメがぎっしり詰まったローズピンクを選びました。塗り心地はドライですが、発色もよくしっかりとラメがのります。ケースの唇マークに引かれたのですが、キャップが少々緩く、ポーチの中で外れてしまい危ない思いを何度かしました(汗)。「グッチ」のリップスティックは来年日本での発売が予定されていますが、一足お先に入手してきました。ブルーのケースは“バーム ア レーブル(baume a levres)”というリップバームのシリーズで、購入した“ジョスリン クレア(Joslyn Clair)”は今季の「グッチ」のショーでも使用されていたそう。サラッとした塗り心地ですが、艶々とした潤いが出るので気に入っています。各約4500円。(WWDジャパン編集部 大杉真心)
NYでカラーアイライナーを爆買いして目元が多彩に
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デビュー以来、ずっと気になっていた「グロシエ(GLOSSIER)」の新ブランド「グロシエ プレイ(GLOSSIER PLAY)」をついにゲット!コレクション終了後にNYのチャイナタウン近くの旗艦店に行き、(当初は触ってみる程度の予定だったのですが)実際に製品をスワッチしてみると、まるで色鉛筆のようなカラーバリエーションについテンションが上がってしまい、7本を爆買い…….。ここ数シーズンのバックステージ取材で多く見たカラフルなアイライナー(15ドル、1620円)使いがカワイイなぁと思っていたので、イエローやグリーン、オレンジなど奇抜な色ばかりを買ってしまいました。単色で使っても、組み合わせてもカワイイので見た目は大満足なのですが、色によって鉛筆の芯の硬さが異なりすぐに折れてしまうものがあったり、何より削らなければならないことがネックかな、と正直思いました。そして「グロシエ」を買ったので満足したかと思いきや、後日セフォラ(SEPHORA)で「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のパープルとネイビーのアイライナー(25ドル、2700円)、「ウズ(UZU)」のイエローとオレンジのリキッドライナー(1500円)も衝動買い…….。今までカラーアイライナーは派手だと思っていたのですが、意外にさりげなく入れるとカワイイですし、何より毎日のメイクが楽しい!(若干会社で視線を感じることがありますが、全く気にしません(笑)。ビューティ記者は、自由にメイクを楽しんでいいと思うんです)帰国後も毎日、いろいろな色でメイクを実験中です。(WWDビューティ編集部 北坂映梨)
「カート ジェイガー」のツイードサンダル
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コレクション期間中、意気込みはあったものの忙しくて何も買えずに帰国してしまったので、事前に買って良かったものを紹介します。渡航の1カ月前、滑って派手に転び足の指の骨にヒビが入るというハプニングに見舞われました。病院に行くと全治1ヶ月とのことでしたが、3週間経っても治る気配がなく、このまま渡航しなければいけないかもとハラハラ。当初骨を固定するために包帯で指をぐるぐる巻きにしていたため靴をはけず、緊急でドンキで1000円で買ったサンダルをはいていたのですが、流石にこれでファッションショーに行くわけにはいかない。と、思っていたところに、英メディア「フー ワット ウエア(Who What Wear)」のエディターがこのサンダルをはいてロンドンコレに参加しているのをインスタで発見。ツイード素材でなんだかお高く見えるのに日本円で1万5000円程度。早速ポチってパリのホテルで受け取りました。結局足は無事回復したのであまり出番はなかったのですが、パリでもっと重症な怪我をした人にお会いしました。スナップでお世話になったフォトグラファーの平野功二さんです。ロンドンで階段で転倒したそうで杖とギプス姿なのに、たくさんのショーのスナップを撮影して下さいました。本当にありがとうございます。そんなタフな平野さんが撮影したスナップは是非こちらからチェックを!(デジタルマーケティング部 丸山瑠璃)