サマンサタバサジャパンリミテッドの2019年3〜8月期は、売上高が前年同期比13.2%減の121億円、営業損益が2億8800万円の赤字(前年同期は5億3000万円の黒字)、純損益が4億3700万円の赤字(同2億9800万円の黒字)だった。
低採算店舗の閉鎖を進めた結果、店舗数が純減18の315店舗になり売上高が縮小した。台風・豪雨による集客低下で既存店の売り上げも伸び悩んだ。ECの売上高は、前年同期を上回った。在庫削減による原価率上昇を受け、粗利益率は前年から4.4ポイント悪化し、営業赤字へ転落した。
18日に行われた会見で藤田雅章社長は、「直面する在庫問題を解消し、健全な経営体制をつくる」とコメント。渡邊貴美取締役最高執行役員(COO)は、「新たなECのプラットフォーム構築に向けて準備を進めている。EC事業のさらなる成長を目指す」と語った。
20年2月期は、売上高が260億円(前期比6.2%減)、営業利益が2億円(同66.9%減)、純利益が1億円を見込む。