10月20~23日に、伊勢丹新宿本店本館6階催物場で国内最大規模のフレグランスイベント「イセタン サロン ド パルファン」が開催されます。7回目となる今年は、会場を7階から6階に移して面積を拡大。昨年の6日間から4日間に期間を凝縮し、「23日に売り場面積を40%増に拡張してリモデルオープンする1階元売り場の先行発表会という位置づけ」(岡部麻衣・三越伊勢丹化粧品統括部 新宿化粧品営業部マーチャンダイザー)で行われるというもので、日本初上陸を含む初出展12ブランドをはじめ約40ブランドが一堂に会し、会場限定品や先行品も登場します。
これまで6年続いた同イベントは、どちらかというと「フレグランスが好き」「ニッチフレグランスを探している」といったフレグランス上級者に向け、希少性や先進性のある品ぞろえに注力してコアなファンを増やしてきました。今年は「これから香水を試してみたい」といった香水初心者に訴えかける仕掛けも用意してさらに充実しているようです。
初の試みとして、「ブランドミックスコンサルテーション」サービスがスタートします。完全予約制、所要時間約30分で、日本フレグランス協会のメンバーが香り選びをサポートしてくれます。ブランドの垣根を超えておすすめしてくれるという、どの香水を選んだらいいか分からない人には最適です。また、同協会の協力のもとに「イセタン フレグランス アワード」を初開催。売り上げと有識者の審査によりアワード対象を選定し、初日の20日に授賞式を開催するほか、会場で受賞商品を展示します。さらに、イベントを盛り上げるべく公式アンバサダーにアーティストでモデルの加治ひとみさんを起用しています。公認サポーターも用いてSNS投稿キャンペーンを実施し、若い人を巻き込みより幅広い年齢層が楽しめるイベントになりそうです。
注目の日本初上陸ブランドは、“スローダウンフレグランス”を提唱する南仏発の「パルファム ドゥ ラ バスティード(PARFUM DE LA BASTIDE)」と、革新的なアルコールフリーフレグランスを発信する「エルメティカ(HERMETICA)」の2ブランド。初出展ブランドは「バイレード(BYREDO)」「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」「キリアン(KILIAN)」「フエギア 1833(FUEGUIA 1833)」「ココラックス(COCOLUX)」「イストワール ドゥ パルファン(HISTOIRES DE PARFUMS)」「クヴォン・デ・ミニム(LE COUVENT DES MINIMES)」「シロ(SHIRO)」「ソンボン(100BON)」「ナーズ(NARS)」の10ブランドで、ファッション感度の高い人の支持が厚いブランドから、人気化粧品ブランドのフレグランスまで、さまざまなタイプの人に合う香水がそろいます。
毎年完売が出る会場限定品は、「ゲラン(GUERLAIN)」から人気の「アクアアレゴリア」シリーズの10mLサイズが登場。伊勢丹新宿本店限定品が「フレデリック マル」「キリアン」から発売されます。
1階フレグランス売り場のリモデルで、常設にスライドするブランドもあるのでその予習として、またはイベントでしか出合えない商品を探しに、この機会にぜひ足を運んでみてください。