10月24・31日合併号の「WWDビューティ」は2020年春夏パリ、ミラノ、ロンドン・コレクションのヘア&メイク特集です。ここ数シーズンはファッションのクラシック回帰に呼応するように、メイクもナチュラルなテイストにシフトしています。今季もその傾向はさらに顕著となり、ミニマルなメイクアップが多く見られました。紙面では「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「フェンディ(FENDI)」「バーバリー(BURBERRY)」など、各コレクションの主要ブランドをピックアップし、ヘア&メイクのポイントを紹介しています。ニュース面では女性やシニア層を取り込み間口を拡大しているプロテイン市場を分析しているほか、「クリニーク(CLINIQUE)」の美容液、「M・A・C」のクリエイティブ・ディレクターに「ペーパー マガジン(PAPER MAGAZINE)」のドリュー・エリオット(Drew Elliott)編集長が就任したニュースも取り上げています。
近年の各コレクションはミニマルメイクの“ナチュラル”はもちろんのこと、ダイバーシティーというキーワードの台頭と共に、モデルの個性を生かすという意味での“ナチュラル(自然体)”なメイクが増加しています。例えば、リゾート感や1970年代をほうふつとさせるルックが多数登場したパリ・ファッション・ウイーク。ファッションのテーマに合わせメイクもピュア、ロースキン、ヌードなどのキーワードが目立ちましたが、「シャネル」は艶と血色感で美しさを表現。「ディオール」は繊細な肌の透明感を生かすなど、ブランドによって異なる“ナチュラル”の表現手法が目を引きました。紙面ではそれらをブランドごとに紹介しています。
ニュース面では23年には748億円市場になると予測されているプロテイン市場のほか、若年層向けにリブランディングした「トワニー(TWANY)」、「ルルド(LOURDES)」の全身に使用できる新美容家電、青汁のイメージから脱却すべく、ロゴやスローガンをリニューアルしたキューサイの話題などを取り上げています。