ビジネス

三越伊勢丹の新会社が求人情報提供アプリ開発 育児や介護で長期予定が立てにくい人のニーズに対応

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)が設立した新会社ワンデイワーク(飯島芳之社長)は、単発・短時間に特化した求人情報の提供アプリ「ワンデイワーク」を開発した。システムは、デイワークアプリ「ワクラク」を運営するワクラク(Wakrak)と共同開発した。11月1日からサービスを提供する。

 アプリをダウンロードしてプロフィール(職務経歴)を登録すると、自分にあった求人情報の検索・申し込みができる。仕事の契約締結はアプリ内で完了し、応募先との面接は不要だ。給与の受け取りも一括管理でき、わずらわしい書類手続きは必要ない。求人情報は、百貨店・小売業態をはじめ、さまざまな業態における接客補助業務、軽作業、事務作業などを中心に提供する。

 同アプリは、三越伊勢丹グループの社内公募で社員から提案されたもの。家庭の事情や育児などを理由に同グループを退職したメンバーから、長期的な予定が立てにくく、働く意思があっても職に就けないという声が寄せられたことから構想した。「“人と時代をつなぐ”われわれとして、次の時代にマッチした働き方を提案するとともに、人手不足・人材活用という社会問題の解決につなげたい」と同グループ。

 ワンデイワークは、三越伊勢丹HDの100%出資により、10月1日に設立された。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。