環境保護を目的にシャネル(CHANEL)からH&Mまでが参加する「ファッション協定」に調印した企業代表者が24日、パリで初の実務会議を開催した。同協定は8月に仏ビアリッツで開催されたG7サミットで、ファッションおよびテキスタイル業界の32社が気候変動、生物多様性の保護、海洋保護において共通の具体的な目標に取り組むことを誓約したもの。
今回新たに24社が加わり、参加企業の総数は56社、約250ブランドになった。参加企業は、進捗状況に関する報告書を2020年9月に提出することに同意した。
今回の実務会議では、ファッション協定のガバナンス、メンバー間の実務組織および具体的な目標に対して、どのような取り組みを実施するかに焦点が当てられた。実務会議後には、ブリュヌ・ポワルソン(Brune Poirson)=フランス環境連帯移行大臣付副大臣が加わり、具体的なアクションを起こしていることに対して賛意を表した。
新たに参加した24の企業は以下の通り(アルファベット順)。
オーシャン リテール(AUCHAN RETAIL)、バリー(BALLY)、カルツェドニアグループ(CALZEDONIA GROUP)、セリオ(CELIO)、ダマテルクス グループ(DAMARTEX GROUP)、デカトロン(DECATHLON)、エル・コルテ・イングレス(EL CORTE INGLES)、エラルダ(ERALDA)、エタム グループ(ETAM GROUP)、ファーフェッチ(FARFETCH)、フィガレ(FIGARET)、ガント(GANT)、ジェオックス(GEOX)、 グループ ボーマノワール(GROUPE BEAUMANOIR)、グループ エラム(GROUPE ERAM)、GTSグループ(GTS GROUP)、キアビ(KIABI)、レディ ロイヤー ファッション アーカイブ(LADY LAWYER FASHION ARCHIVE)、マンゴ(MANGO)、ナナ ジュディ(NANA JUDY)、ポール & ジョー(PAUL & JOE)、プロモード(PROMOD)、 スパート アンドレ(SPARTOO-ANDRE)、ザ ヴィジュアリティ コーポレーション(THE VISUALITY CORPORATION)。