サザビーリーグは、雑貨店「アイムオーケー(I’M OK)」を東京・代官山にオープンした。米ロサンゼルスの雑貨店「オーケーザストア(OK THE STORE)」の日本1号店で、同ショップのオーナー、ラリー・シェーファー(Larry Schaffer)が選んだ書籍や文具、日用雑貨、アクセサリーなど多様なアイテムをそろえる。
ショップコンセプトは“大人のおもちゃ箱”。アメリカで150年以上の歴史を持つ伝統工芸“ろくろ細工”を駆使した木製のボウルや、映画のセットに用いられることもあるガラスアーティスト、ジョー・カリアティ(Joe Cariati)による吹きガラス作品など、知る人ぞ知る名品やビンテージ品を販売する。一方で、量販店で扱いのある日用雑貨なども用意し、「自分たちがいいと思ったものをフラットな視点で提案する」と阿部隼也ディレクターは語る。
内装は、コンクリート打ち放しの壁面や工業製品を用いた長方形の什器が目を引く、インダストリアルかつ実験的な雰囲気だ。壁際の什器を規則的に配置し、大小さまざまなアイテムが並んでも調和を感じられる空間に仕上げた。所在地は地元民から40年以上愛された写真館の跡地で、「モダンでありながら懐かしさも感じてほしい」(阿部ディレクター)ことから、壁面にはあえて手を加えなかったという。
「オーケーザストア」は、LAを訪れたクリエイターやデザイナーがこぞって立ち寄る雑貨店。同社は、「オーケーザストア」の運営会社I’M OK LIFESTYLE INTERNATIONALと日本国内における商標「I’M OK」の独占使用許諾契約を締結し、日本上陸の準備を進めてきた。恵比寿や表参道といった複数の候補地から、「人がついついモノを買いたくなる土地」(阿部ディレクター)として代官山への出店を決めた。
■I’M OK
時間:11:00〜20:00
住所:東京都渋谷区猿楽町10-8 1階