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三陽商会、岩田社長が退任 4期連続赤字で引責 後任は中山取締役

 三陽商会は30日、岩田功社長(60)が退任し、後任に2020年1月1日付で中山雅之・取締役兼常務執行役員(58)が就くトップ人事を発表した。岩田社長は17年1月に現職に就き、屋台骨だった「バーバリー(BURBERRY)」のライセンス契約の終了で業績低迷に陥っていた同社の再建に取り組んできた。だが、当初計画していた18年12月期の営業黒字を達成できず、挽回を狙った20年2月期(決算期を変更)も4期連続の営業赤字になる見通しが30日に発表された。経営責任を明確するため岩田社長は取締役に退き、新しいトップのもとで立て直しを急ぐ。

 次期社長の中山氏は早稲田大学を卒業後の1984年に同社に入社。主に紳士服部門でキャリアを重ね、「バーバリーロンドン(BURBERRY LONDON)」「ポールスチュアート(PAUL STUART)」のデビジョン長、執行役員人事総務本部長兼総務部長などを経て18年3月から現職に就いていた。

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