ファッション

今注目のインフルエンサーは「ママ」! 紗栄子が語る“次世代インフルエンサー”とは?

 さまざまなジャンルやコミュニティーの中でも、特に強いインフルエンス力を見せている“ママ”。その中でも「写真は撮るのも撮られるのも好き」という紗栄子にSNSを通して“伝える”ということを語ってもらう。女性から絶大な支持を得る彼女が思うインフルエンサーとは。

“SNSは誰にも編集されることなく、自分の言葉がダイレクトに伝えられる場所”
 「基本的に好きなものは昔からあまり変わっていないのですが、それでも母親になったときにはヒールが履けなくなり、フラットシューズを選ぶようになるなど多少の変化がありました。そうやって時間や環境が変わることでの、ちょっとしたセレクトの変化もSNSを通じてずっと見てくれる人はしっかりキャッチしてくれているので、そのときどきの自分のリアルを伝えていけたらと思っています。それに、SNSは誰にも編集されることなく自分の言葉がダイレクトに伝えられるし、日々アップデートされて時間が経つと消えてしまうメディアとは違い、いつでも振り返れば過去のアーカイブに自分の軌跡が残っているものだからこそ、残していける写真や言葉があるのかなとも思います」。

“何のフィルターもなく手軽に発信できるからこそ、責任をもって発信していきたい”
 「私の場合、母親になったことで仕事の場がドラマや映画から雑誌という場所に変わり、働ける時間も子供たちが学校に行っている時間に限られたりと環境が大きく変わりました。仕事と家庭の両立で仕事として稼働できる範囲はぐっと減りましたが、どこにいても発信できるSNSというツールがあるおかげで支持してくれる女性の方が増え、自然と違う形の仕事の場が広がったと思います。何のフィルターもなく手軽に自分で発信することができるからこそ、いつも責任をもって発信していきたいと思っています」。

“一方通行じゃないこの場所が、今の私にとってはとても大切”
 「そのとき自分が何を好きだったのか、何を撮りたかったのか、何を伝えたかったのかを忘れずにいるための進化した日記みたいな感じ。自分自身や写真の中の世界観を好きに表現できて、それを見てくれる人がいて……私もその返事を見ることができる。一方通行じゃないこの場所が、今の私にとってはとても大切な場所です」。

Photographs:Hisanori Suzuki 
Hair&Make-up:Midori Fukuda

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。