クロエ(CHLOE)は、ジェフロワ・ドゥ・ラ・ブルドネイ(Geoffroy de la Bourdonnaye)最高経営責任者(CEO)の後任に、12月1日付でリカルド・ベッリーニ(Riccardo Bellini)が就く人事を発表した。ベッリーニはメゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)のCEOも務めている。
ドゥ・ラ・ブルドネイは2010年からクロエのCEOに就任し、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)、ナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)といったデザイナー交代を指揮してきた。
同社は「彼がCEO在任中、メゾンに貢献し『クロエ』の変革に尽力してくれたことに感謝している」とコメントした。ドゥ・ラ・ブルドネイの次の職については明らかになっていない。
ベッリーニ新CEOはプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE CO.)で美容部門の役員を10年間務め、その後ディーゼル(DIESEL)に入社。ディーゼルでCEOを務め、17年春からメゾン マルジェラに参加している。
今後ベッリーニにとっては、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が退任した06年以降ヒット商品を生み出せていない「クロエ」をいかに盛り上げていくかが課題となる。