ビジネス

ユニチカが樹脂で品質改ざん、8月の繊維製品の不正調査で新たに判明

 素材大手のユニチカは、8月28日に発表した一部の繊維製品の品質改ざんの調査で、新たに樹脂でも不正が判明したと11月1日に発表した。不正があったのは子会社の日本エステルとテラボウ2社が製造・販売するポリエステル樹脂4銘柄とナイロン樹脂4銘柄。ポリエステル樹脂はプラスチック容器や結束バンドなどに、ナイロン樹脂はオフィス用の家具などに使われていた。

 8月28日に発表していた繊維製品では、日本エステルが製造し、ユニチカが販売するポリエステル繊維71銘柄、ユニチカが製造・販売する不織布5銘柄で測定数値の書き換えが行われていた。繊維製品はいずれも研磨剤や水切りネットなど工業用途で使われていた。ポリエステル樹脂とナイロン樹脂の数値書き換えは、8月の品質改ざんを受けて実施した、再発防止のための品質管理監査で判明した。

 日本エステルはユニチカが60%、三菱ケミカルが40%出資する合弁会社。18年度の年商は140億円。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。