カジュアルからエレガントなスタイルへと回帰した2020年春夏コレクションでは、肩の力が抜けたリラックスムードのアイテムやセットアップが多数登場した。装飾の代わりにウエストタッキングやアシンメトリー、ボーダーといった、繊細なカッティングやディテールを駆使したアイテムが多かった。
今季もクラフツマンシップに焦点を当てた「ロエベ(LOEWE)」は、機能的なセーターやスカートにロマンチックなニュアンスを加えた。「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」や「ロクサンダ(ROKSANDA)」は、ボタンやジッパーを極力少なくしたシンプルなジャンプスーツを提案した。モノトーンやアースカラーを基調に、シンプルかつシックなスタイルが目立った。