ファッション

2020年春夏トレンド分析Vol.5 肩の力が抜けたエレガンス

 カジュアルからエレガントなスタイルへと回帰した2020年春夏コレクションでは、肩の力が抜けたリラックスムードのアイテムやセットアップが多数登場した。装飾の代わりにウエストタッキングやアシンメトリー、ボーダーといった、繊細なカッティングやディテールを駆使したアイテムが多かった。

 今季もクラフツマンシップに焦点を当てた「ロエベ(LOEWE)」は、機能的なセーターやスカートにロマンチックなニュアンスを加えた。「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」や「ロクサンダ(ROKSANDA)」は、ボタンやジッパーを極力少なくしたシンプルなジャンプスーツを提案した。モノトーンやアースカラーを基調に、シンプルかつシックなスタイルが目立った。

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2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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