11月1日に英国カカオブランド「ホテルショコラ(HOTEL CHOCOLAT)」が東京・表参道に路面店をオープンした。2003年にチョコレートのオンラインショップとしてスタートした「ホテルショコラ」は、現在英国に100店舗以上ものチョコレートスクールを展開する国民的カカオブランド。カリブ海セントルシア島に1745年から続くカカオ農園を所有し、世界中のセレブリティーが訪れるホテルとレストランを擁するホテルショコラグループが経営するユニークなブランドだ。そのブランド名には、“まるでホテルで過ごす時間のように、現実からエスケープする体験を提供したい”という思いが込められており、表参道店はブランドの世界観を体感できる場所になっている。新店舗の様子と共に、「ホテルショコラ」のこだわりをリポートする。
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ブランド理念は独創性・本物志向・エシカル
「ホテルショコラ」は、昨年日本に上陸を果たし、埼玉県越谷の「イオンレイクタウン」と千葉県の「イオンモール成田」に出店。第3号店となる表参道店は初の路面店となる。木目を生かしたナチュラルでシックなムードの店舗では、チョコレートの販売のほか、2階にカフェスペースを設け、英国で人気の10種類以上のカカオドリンクや、48時間以上抽出したカカオニブとジャージーミルクを合わせたアイスクリームなどを提供。カカオから蒸留したジンを使ったカクテルやカカオビールなどのアルコールメニューもラインアップし、初めてのカカオ体験ができる空間となっている。
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オープンに合わせ、世界中で生産される量の10%しか取れない希少なファインカカオのみで作る12種のシングルビーンチョコレート“レア&ヴィンテージコレクション”を発売した。えりすぐりの7カ国のカカオ生産国で取れた12種類のカカオを使い、それぞれのカカオの個性を最大限に引き出すよう配合。ワインを産地で選ぶようにカカオの風味の違いを堪能できる、ブランドの理念である“独創性・本物志向”を象徴するコレクションだ。
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また、“エシカルであること”にこだわりを持つ同ブランドでは、取れたばかりの重いカカオポッドをそのままの状態で買い取ったり、カカオの品質に大きく関わる発酵、乾燥の工程を農園の人々に代わって請け負ったりするなど、さまざまな形で技術的・経済的支援を行っている。各産地のカカオ農園とのサステナブルな関係を築くことで、良質で安心できるチョコレートを提供している。「ホテルショコラ」では、チョコレートを贈る習慣が定着しているバレンタインのほか、クリスマスや母の日といった9つのシーズナルイベントに合わせて新製品を発売予定。ますます盛り上がりを見せる日本のチョコレート市場にどのように斬り込んでいくのか今後の展開に注目だ。
【店舗情報】
ホテルショコラ 表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前 5-16-13
営業時間:11:00~20:00
座席数:17席
定休日:年末年始
■カフェメニュー例:
・ICE CREAM OF THE GODS 450円(税込)
■アルコールメニュー例:
・CACAO GIN BAR 各800円(税込)
・カカオブロンディ、カカオビール 各650円(税込)