東京・世田谷エリアを拠点とする総勢16人のヒップホップ・クルーKANDYTOWNが、10月23日に発表した3年ぶりとなる2ndアルバム「ADVISORY」の東阪Zeppツアー「ADVISORY TOUR '19」の東京公演を11月3日に行った。
ライブは「HND」や「Local Area」をはじめとする「ADVISORY」の楽曲を中心に、BSCの「ManeyClip」やRYOHUの「All in One」といったメンバーのソロ曲、2016年に「リーボック クラシック(REEBOK CLASSIC)」と発表した「Get Light」など、新旧織り交ぜた33曲をアンコール無しで披露。終盤には15年に事故で他界したKANDYTOWNの元メンバーYUSHIに「Forever (Remix) 」を捧げ、会場に詰め掛けたファンがスマートフォンのライトを灯して追悼の意を表する感動的な一幕もあった。
ファッションシーンでも注目を浴びるKANDYTOWNだが、ライブではスタイリストをつけずにメンバー自らがスタイリングを行っている。GOTTZは「ナイキ(NIKE)」とFCインテル・ミラノ(FC INTER MILANO)と「ピレリ(PIRELLI)」のトリプルコラボユニホームをまとい、俳優・上杉柊平としての顔も持つHOLLY QやMUDも「ナイキ」のアイテムを取り入れ、Dony Jointはクルーと蜜な関係にある「リーボック」に身を包み、KEIJUは「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」を着用するなど、“十六人十六色”の彼ららしいストリートスタイルの着こなしを見せた。
また、東阪Zeppツアーに合わせたグッズも発表された。「ADVISORY」のトラックリストが配されたロングスリーブTシャツやIO考案の“KoolBoy - 10のルール - ”がプリントされたTシャツ、イラストレーターの上岡拓也が手掛けたKANDYTOWNのロゴを配したアイテム、ブランド「グッドイェラ(GOOD¥ELLA)」を手掛けるDony JointとデザイナーのPLAVOR GRAPHICSによるものなど、アパレルから小物までをラインアップ。東京公演のほか11月22日に控える大阪公演限定の販売で、今後のオンラインでの取り扱いは予定していないという。