ファッション

「ヴァレンティノ」が北京で新作クチュール・コレクション 着想源は「ルネサンス時代のローマと王朝時代の北京」

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は11月7日、北京・三里屯旗艦店のオープンを記念して、アマン・サマーパレス北京(Aman Summer Palace Beijing)で新作のクチュール・コレクションを発表した。

 ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターは、「“デイドリーム(白昼夢)”と名付けられたこのコレクションは、ルネサンス時代のローマと王朝時代の北京の対話を着想源としている。いかにもイタリアのオートクチュールらしいものであると同時に(異文化との)共生も表現されている。『ヴァレンティノ』といえば赤色のイメージがあるが、今回のコレクションのために“ヴァレンティノ・レッド”と“ヴァレンティノ・ピンク”と呼ばれている色味と中国の伝統的な赤色を混ぜて、“デイドリーム・レッド”という特別な色味を作り出した」と語った。

 会場ではオペラ音楽が流れる中、大小さまざまなサイズのリボンや花で飾られた45のルックを身に着けたモデルたちが登場。このために45人のお針子が北京に飛び、コレクションの最終調整を行った。同ブランドのオートクチュール・コレクションの売り上げのうち35%を中国の顧客が占めているという。ピッチョーリは、「会場にいる600人の観客全員がクチュールの顧客というわけではないが、『ヴァレンティノ』らしさを伝えるため、この美しい夢を共有したいと思った」と述べた。

 ショーには、KポップグループBLACKPINKのロゼ(ROSE)をはじめ、中韓アイドルグループ宇宙少女のソニ(Wu Xuanyi)、台湾出身の女優スー・チー(Shu Qi)、タイ出身の女優ミウ・ニッター・ジラヤンユン(Mew Nittha Jirayungyurn)、日本からはKoki,が来場。アジア各国からセレブリティが集まった。

VALENTINO x コレクションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。