ストライプインターナショナルが、ベトナムやインドネシアなど、ASEAN(東南アジア諸国連合)への投資を強化している。日本のファッションビジネスで海外事業といえばまず思い浮かぶのは中国だが、中国は景気減速に加え、「わが社を含めてブランドはほぼ出そろっており、伸び代は少なくなってきている」と、同社でASEAN事業を率いる張替勉・常務取締役兼最高財務責任者管理統括本部長は話す。一方で、「ASEANは人口の伸びもGDP(国内総生産)の伸びも著しく、グループとして海外では最も投資をかけている」という。(この記事はWWDジャパンvol.2107からの抜粋です)
ASEANの中でも特に力を入れているのがベトナムだ。同社は中国には「アース ミュージック&エコロジー」などを持ち込んでいるが、ベトナムでは現地ブランドのグループ化を進めている。中国事業は苦戦が続いてきた経緯があり、その反省を生かした形だ。「アオザイの文化もあって、ベトナムではワンピースや花柄の刺しゅうが好まれるなど、日本とは好まれる商品が大きく異なる」ためだ。
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