インスタグラムなどのSNS上で、CGとリアルを組み合わせ、まるで本物の人間のように見えるバーチャルインフルエンサー(以下、Vインフルエンサー)が日本で続々と誕生している。160万フォロワーを持つ米国のリル・ミケーラを筆頭とする彼女/彼らは一体何者なのか。(この記事はWWDジャパン2019年9月23日号からの抜粋です)
「人間より、バーチャルの方が完璧にやりたい世界観を作れるかなって。それに人をマネジメントする難しさもないし」――インスタアカウントから始まったブランド「古着女子」をヒットさせ若手起業家として注目を集める若干23歳の片石貴展yutori社長は、Vインフルエンサー事業を始めた経緯をこう語る。今年2月にデビューさせた葵プリズムは、新宿歌舞伎町のホストクラブや中野のまんだらけ、渋谷の街角などでのロケ写真が多く、加えてギャル語を操るなど、カルチャー色の強さがウリだ。現在のフォロワー数は約1万。「月にVインフルエンサー専門の事務所VIMを設立したあたりから、収入が入るようになっています。儲かっているかって?もう葵プリズムの収入は社長の僕より多いですよ(笑)」。
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