連載「インスタグラム全盛期を攻略せよ」(弊紙2019年8月19日号P.23参照)で既報の通り、トップインスタグラマーによるSNS投稿は、驚異的なペースで進化し続けている。ファッション、ビューティ、インテリア、フード、そしてトラベル。いずれのジャンルにおいても彼ら・彼女たちの投稿は、フォロワーのニーズに応える形で写真も、キャプションも、ハッシュタグも、レベルアップ。同じジャンルでメシを食う雑誌やウェブサイトに匹敵するクオリティーに達しつつあり、努力を怠れば遠くない将来、われわれは人々をインフルエンスするメディアの座を奪われてしまうだろうと自戒している。(この記事はWWDジャパン2019年8月26日号からの抜粋です)
そして正直、いまだにトップインスタグラマーの努力を学ぼうとしなかったり、何十年と繰り返す“大いなるマンネリ”を飽きもせず続けたり、夜には身内レベルのごくごく狭いコミュニティーで愚痴り合ったりの既存メディア関係者を見ていると、「陥落」の時は近いと思う。「陥落」しつつあるのはカワイイだけ、カメラを向けられポーズを取るだけのインフルエンサーも同様だ。彼女たちに対する評価や扱いは、この半年で一気にシビアになった。だって彼女たちがインスタグラムに現れたって、モノは全く動かない。インフルエンサーもそろそろ危機意識を持つべきだろう。
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