ファッション

「AKIRA」と交差する2019年の今とファッション

有料会員限定記事

 多くのSFファンにとって、2019年は特別な年だ。伝説的なマンガ「AKIRA」(原作:大友克洋、連載:1982〜90年、映画:1988年公開)とSF映画の金字塔である「ブレードランナー」(1982年公開)の、劇中の舞台となった年だからだ。「AKIRA」は作中でなんと2020年の東京オリンピック開催を的中させていたこともあり、現在建て替え工事中の渋谷パルコの仮囲いにアートウォールにもなった。いずれも今でも色あせない名作だが、作中に出てきた超能力やアンドロイド、超高層ビル、空飛ぶ車など当時の近未来的なモチーフは、約40年後の今でも実用化されていない。テクノロジーと人間にフォーカスしている両作ではあるものの、当時想像された世界とは何かが決定的に変わっているのだ。(この記事はWWDジャパン2019年10月14日号からの抜粋です)

 こんなことを考えたのは、先日米国のリーバイ・ストラウス社(以下、リーバイス)とグーグルが共同開発した次世代型スマートウエアである“リーバイス トラッカージャケット ウィズ ジャカード バイ グーグル”について、リーバイス側の開発のトップであるポール・ディリンジャー=リーバイ・ストラウスグローバル・プロダクト・イノベーション担当バイス・プレジデントの話を聞いたからかもしれない。

この続きを読むには…
残り1790⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。