東京・千駄ヶ谷に、サザビーリーグが米国・カリフォルニア発のスペシャリティーストア、ロンハーマンの日本1号店をオープンして丸10年。“ライフスタイルを売る店”として多数のファンを掴み、日本のファッション業界に大きな影響を与え続けている。1976年創業の米国本店の空気を日本でも伝えてきた同業態だが、2019年2月7日付けで米本国事業をサザビーリーグが譲受。既に、米国事業はサザビーリーグ・ノースアメリカが管轄している。その背景には何があったのか、今後はどうなるのか。(この記事はWWDジャパンvol.2099からの抜粋です)
日本上陸10周年を祝うために来日したロン・ハーマン氏に、「なぜサザビーリーグに事業譲渡したのか」と尋ねると、「コウキ(三根弘毅サザビーリーグリトルリーグカンパニープレジデント)は私たちにとって自然な後継者だから。この10年、コウキと彼のチームを家族のように感じてきた」と語った。「確かに商標と事業を売却したが、そういった意識ではなく、これは“家族の拡大”だ。ロンハーマンの原点とDNAを理解し、情熱を持って継承できるのはコウキ以外にいない。他の企業には不可能だ」と強調する。
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