リーダシップコミッティーとウィメンズ リーダーシップ カウンシルは、彼女の社会慈善活動を高く評価し、彼女にウィメンズ リーダーシップ アワードを贈った。11月13日には、ニューヨークのリンカーンセンターで資金集めを目的としたイベントが開かれ、父親であるポールマッカートニーもプレゼンターとしてサプライズ参加した。
「ファッションの世界は、建築やインテリアデザインと比べると環境への意識が低い。建築やインテリアデザインは原料や材料に着目し、より環境に優しいデザインを生み出しているのに、ファッシ歩んできた歴史から抜け出せないでいる。しかし、私たちは次のステップを踏み出さなければならない。歴史や見た目のかわいさ、タイムレスな価値あるものは今後も大切にしつつ、次のステージに進む。若手デザイナーは、さまざまなコラボレーションを通じて経験を重ね、積極的に挑戦することが大事。違った角度からアプローチすることで問題に気づけ、新しいアイデアも生まれる」と話す。さらに、「ハンドバッグのために動物が殺りくされるのが賢い選択だとは思えない。発がん性物質をまき散らすPVC(ポリ塩化ビニル)も嫌い。私たちは全く進歩していない。90年代の方が環境意識っは高かったらしい」とコメントした。
ステラは、自分の明確なビジョンに基づいたデザインを追求している。彼女は、「デザインを始めた当初から、女性の心理にとても興味があった。見た目にも興味があったが、着ていて安心できたり、自信が持てたり、より前向きになれるブランドを築きたかった。女性が女性らしくいられるようなデザインが新鮮に感じた」と話す。こうして彼女は、2001年、グッチ・グループ傘下で「ステラ マッカートニー」を立ち上げ、以来動物性由来の原材料を一切使わないデザインを発表してきた。ステラは、「ファーやレザーを使わないブランドは数えるほどしかない。ラグジュアリーの世界では2、3ブランドかしら?」と話す。