ヤフーは9月12日、ファッション通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZOをTOB(株式公開買い付け)により、子会社化すると発表した。創業者でZOZO株の約36%を所有する筆頭株主でもある前澤友作社長は、持ち株の大半の約9200万株の売却に応じ、9月12日付で社長を辞任、取締役も退任した。ヤフーは約4000億円で日本最大手のファッション通販サイトを手中にする一方、前澤氏も約3000億円の売却益を得て、日本のファッションEC最大の立役者はあっさりと表舞台から姿を消す。一体何が起こったのか。(この記事はWWDジャパンvol.2101からの抜粋です)
第一報はNHKの早朝ニュースだった。その後すぐに午前8時45分に両社から資本業務提携が正式発表されると、ツイッターやフェイスブックなどのSNSで一気に拡散された。同日の夕方に東京都内で行われた会見には200人以上の記者が詰めかけ、立ち見が出るほどだった。
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