「リファ(REFA)」や「シックスパッド(SIXPAD)」などを手掛ける美容機器メーカーのMTGは、11月14日に予定していた2019年9月期決算の発表を見送った。
14日に行う予定だった決算発表会見を見送った後、15日16時に決算発表延期についてリリース出し、延期の理由について「当社の会計監査人に対して韓国の取引先の在庫状況に関する通報があり、社内調査を行ってきた。この内容の調査と決算確定までに一定の時間を要することから、2019年9月期決算については発表を延期した。今後の具体的な日程など予定については、決定次第速やかにお知らせする。また決算発表の日程が決算期末後50日を超える見込みが判明した際は、速やかにお知らせする」と発表した。
決算発表の遅延が不安材料となり、15日の同社の株価はストップ安となる849円まで下落し、上場以来の最安値を更新した。その後持ち直し、終値は919円(前日比80円安)で着地した。ちなみに昨年7月10日の東証マザーズ上場初日の終値は7350円だった。
同社は、連結子会社のMTG上海における中国取引先2社および中国向け越境ECの会計処理が不適切であると7月11日に認定され、同日に19年9月期の業績予想を下方修正した。修正後は連結最終損益が85億円の赤字になると発表していた。