ファッション

2015年春夏メンズデニムは「生」VS「ダメージ」

denim_main_02

 2015年春夏メンズ・コレクションがロンドンとミラノ、パリで発表された。長らくブームを巻き起こしていた、アイキャッチなモチーフや色使いが目を引く“カワイイ”スタイルは落ち着き、1990年代のリバイバルを予感させるモードなレイヤードが各都市を席巻した。そんな流れを汲み、90年代ムードを盛り上げる立役者としてランウェイにカムバックしたのがデニムだ。トレンドとして浮上した、ワントーンでまとめるミニマルなレイヤード、ヘルシー志向を受けキレイめに進化したグランジという2つのスタイルにおいて、重要なアイテムとなっている。前者では、生っぽいクリーンなリジッドデニムをセットアップで提案するブランドが続出。対して、後者の主役はストーンウォッシュやダメージデニム。あくまでキレイに大人っぽくまとめることで、ハードコアになり過ぎない大人の現代流グランジが完成する。

生デニムで仕立てたモードなセットアップ

minimal_th01

 ミニマルなワントーンレイヤードの主役に躍り出た、デニムのセットアップ。ともすれば難易度の高いデニム・オン・デニムのスタイルは、深いインディゴのリジッドデニムを採用することで、ぐっと取り入れやすくクリーンな装いになる。ミラノのトレンドセッター「プラダ(PRADA)」は、ジャケットやコートといった定番の人気アイテムをデニムで仕立て、ポケットやラペルをかたどったステッチワークを加えたことで、クラシックをアップデート。「アンドレア ポンピリオ(ANDREA POMPILIO)」は、濃いインディゴのデニムがスポーティなレイヤードを引き締めた。バリッとカタいデニムではなく、着心地の良さを感じさせるコンフォータブルな柔らかさも重要。





最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。