1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」(今回は「WWDビューティ」)で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャーに勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、さまざまな記事につぶやきを添えます。
今日のニュース:P12「ストリートから占う20年春夏トレンド」
1 / 1
読み解きポイント:「ミーハー万歳!ハンサムになりたいお年頃」
ニュースのポイント
おしゃれ上手がファッション・ウイーク中に見せる“オフランウエイ”の着こなしはますます重要になっている。今回は2020年春夏のオフランウエイの動向から、リアル市場に影響を与えそうな5要素に着目。花柄ドレス、スーツ、ボウタイorジゴ袖ブラウス、キュロット、オールホワイトの5つのアイテムは、はたして来季のトレンドとなるか。
Azuはこう読む!
まず前提をお話しさせていただくと、ちょうどたまたま本当にうっかりの偶然なんですけども、パリコレ期間中は休みをとってパリ旅行を楽しんでおりました。せっかく同じ時期に行っているのだから!と会場を巡ってオフランウエイの様子を観察!トレンドを汲みつつ自分らしく着こなしたい自律型ミーハー思考なので、おしゃれ業界人たちが世界中から集うパリコレのオフランウエイは毎回とても刺激的です。だいたいファッションウイーク後半になるとトレンドが見えてくるので、それを基にお買い物計画を立て、新品古着問わずしこたま買い込んで帰国します。
今回真っ先に「買わねば春を迎えられぬ」と思ったのが、5要素の1つ「スーツ」です。以前から店頭でも見かけていますが、オフランウエイでは「レディライク」というよりハンサムな着こなしが多く、パンツはシンプルな太め、ジャケットは丈やベルトで一癖つけた組み合わせにキュンキュンでした。「西洋人とは体型が違うからスナップは参考にならないよ〜」という方はマイテレサ(MYTHEREASA)のファッション・バイイング・ディレクター ティファニー・シュー(Tiffany Hsu)( @handinfire )の着こなしをご覧ください。台湾にルーツを持つ彼女の着こなしは嫌味なくクールでハンサム、時にセクシー。なんのためらいもなく明日にでも転生したい。
「みんな着ていてかっこいい!」というトレンドとしてスーツが気になってはいますが、「なぜ今これが着たいんだろう?」と深く考えてみると、潜在的な欲求というか「自分が今どう見せたいか/見られたいか」を紐解けるので面白いです。私の理由は単純で、かっこよくなりたいから。仕事の場で若い女の子というラベルを貼られたくないし、喋り方がゆるいくてなめられるので、見た目だけでも意図的に威圧的に仕上げたいんです、今は。
ということですでに帰国してからシンプルなハンサムスーツを購入し、来季は「ファイブノット(5-knot)」の超ストレッチセットアップ(茶)をオーダーしたので春に向けてハンサム化計画が着々と進行中です。一方でボウタイやジゴ袖ブラウスのクラシカルガーリーなテイストも大好物なので、なりたい性格によってスタイルも変える予定。ちなみに個人的に気になったのは①スーツ、②くしゅくしゅ太ブーツ、③アクセサリーバッグでした!
Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne