11月22日にグランドオープンする新生「渋谷パルコ」が、関係者向けに公開された。営業面積4万2000平方メートルの売り場に193店舗が出店する。雑多で多彩な店舗を集め、まるで路地裏のような雰囲気の飲食店フロアやラグジュアリーからストリート、コスメなどを集積した1階、モードからリアルクローズ、東京ブランドを集積した2〜4階のファッションフロア、ARやショールーミングストアなどのテクノロジーを駆使した5階、「ポケモンセンターシブヤ」や国内初出店となる「ニンテンドートウキョウ」などが出店するゲーム・カルチャーフロアなど多彩なテナントをミックスした。注目テナントの一部を紹介する。
1階のメインエントランス奥には「グッチ(GUCCI)」が出店。伝統的な日本の文化と渋谷のポップカルチャーにインスパイアされたという店内は、壁から吊り下げられたチューブ状のライトが渋谷の無数のネオンに溶け込むように夕方にかけてホワイトからピンクへと変化し、常に新しい表情を見せる。「シークレットルーム」と呼ばれるエクスクルーシブなショッピング体験を提供するスペースも設け、コンテンポラリーな室内庭園に招かれたようにくつろげる空間となっている。渋谷パルコ限定アイテムは、ブラックのバッグ2種類に「グッチ」のロゴを配したシューズとストール、赤とオレンジ、エメラルドグリーンの配色のダウンジャケット、鮮やかな青が目を引くスエットだ。また、店内のソファやテーブルなどは「グッチ デコール(GUCCI DECOR)」のインテリアコレクションのもので、渋谷パルコでの販売はないが、希望に応じて取り寄せも可能とのこと。
単独での店舗は今回が初となる1階の「コム デ ギャルソン ガール(COMME DES GARCONS GIRL)」は「面白いことが好きな女の子をふり向かせる」のコンセプト通り、乙女心をくすぐるアイテムが多数そろう。渋谷パルコ限定のA4サイズの“トートバッグ”と“メッセージマーケットバッグ”はそれぞれ1万4000円、8500円。ピンクのドットと“CDG GIRL”の文字をあしらった「ホワイトアトリエ バイ コンバース(WHITE ATELIER BY CONVERSE)」の“オールスター”のスニーカーも用意した。
ロゴがリニューアルされて以来、初の新店舗となる2階の「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」は、黒を基調とした従来のクールな印象からガラリと雰囲気を変え、エレガントでクリーンな店内。オープンを記念した限定のカプセルコレクションは、アイコンであるフーディー、スエットシャツ、ロンT、ポケットTシャツの4種。ワンのルーツであるアメリカの国旗をモチーフにしたロゴと、背中には“SHIBUYA”の文字を逆さにしたグラフィックがプリントされている。
6階にはインバウンド効果も狙った「ニンテンドートウキョウ」「ポケモンセンターシブヤ」が出店。国内初出店となる「ニンテンドートウキョウ」で注目は、“スーパーマリオ”、“ゼルダの伝説”、“どうぶつの森”、“スプラトゥーン(SPLATOON)”など、任天堂のキャラクターが一堂に会したシリーズだ。ロゴTシャツやトートバッグ、ポーチ、クッキー缶、文具品などバラエティーも豊富。商品数は約1000点、大スクリーンでゲームを体験できるスペースも設ける。
通路を挟んで向かいに位置する「ポケモンセンターシブヤ」のコンセプトは「新しいことへのチャレンジ」。入口にはポケモンの人気キャラクターの“ミュウツー”が、アニマトロニクスという技法によるリアルな動きや質感でお目見えし、ゲストを出迎える。オープン記念のグッズは、日本を代表するグラフィックアーティストであるナンバーD(Number-D)によるグラフィティーを総柄にしたぬいぐるみやマスコット、Tシャツ、キャップをはじめ、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」とコラボレーションした、ゴージャスなiPhoneケースやバッグチャームなど。
なお「ニンテンドートウキョウ」と「ポケモンセンターシブヤ」の両店では、同時オープンを記念したTシャツやクッションなどのコラボグッズも発売される。「ニンテンドートウキョウ」で発売されるグッズにはポケモンの内側にスーパーマリオの世界観が、「ポケモンセンターシブヤ」のグッズにはスーパーマリオの内側にポケモンの世界観がそれぞれドットで描かれており、またとない特別なコラボレーションに完売必至アイテムとなりそうだ。