三越伊勢丹は11月20日、伊勢丹新宿本店本館の化粧品フロアのリモデル第2弾として、1階化粧品売り場をグランドオープンした。メイクアップブランドを中心としたフロアに生まれ変わり、新ブランドを加えた30ブランド以上を集める。
「このレベルの改装は40年ぶりで、これまで学んできたことを今回の改装に反映させた。ブランドの垣根をなくし、お客さまが買い回りしやすいようなゾーニングにした。リアル店舗ならではの施策や体験、接客などを提供する。よりお客さまに合ったパーソナルなサービスの提案で新たな価値を創造していく。この場所から最新・最旬のビューティを発信する」と小宮仁奈子・化粧品MD統括部長は述べた。
1階のコンセプトは“セルフプロデュース”。外側から自身を美しく彩るメイクアップとフレグランスを中心に集め、ゾーニングをライフスタイルコスメ系、キュートメイク系、アーティストメイク系、クチュール系、ジャパンブランドのメイクアップ、新世代コスメブランドの6つのジャンルに分けて展開する。。ブランドでは、新たに「トゥー フェイスド(TOO FACED)」や「シロ(SHIRO)」「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」「ジルスチュアート(JILLSTUART)」のほか、百貨店初出店の「ウズ(UZU)」「グリッド(GRID)」、日本初上陸の「ラ ブーシュ ルージュ(LA BOUCHE ROUGE)」など7ブランドを導入した。
また9月25日には伊勢丹新宿本店本館の化粧品フロアのリモデル第1弾として、2階のスキンケアゾーンをオープンしている。「センサイ(SENSAI)」「ディセンシア(DECENCIA)」などを新たに導入し、約40ブランドを集める。“セルフケア”をコンセプトに素肌を整え、素質を高めるスキンケアアイテムと美容機器を中心に扱う。そのほかデジタルテスターを用意し、客自身が商品を調べることができるツールを設ける。また、10月23日に売り場面積を約1.5倍に広げてリニューアルオープンしたフレグランス売り場でも、香りのプロソムリエがデジタルデバイスを用いて好みの香りを診断するサービスを実施する。
三越伊勢丹は、2007年から伊勢丹新宿本店本館とメンズ館のリモデルに段階的に着手してきた。今回の本館1階のグランドオープンで化粧品フロアのリモデルを終えて、3フロアでの構成となる。地下2階のナチュラル・オーガニックを扱う「ビューティアポセカリー」のほか、1階は外側から自身を美しく彩るメイクアップとフレグランス中心のフロア、2階は自身の素肌を整えて素質を高めるスキンケアと美容機器中心のフロアとなる。