ジュンは、サステナブルな口紅を主力とするフランスコスメブランド「ラ ブーシュ ルージュ(LA BOUCHE ROUGE)」と日本における独占販売権とマーケティングのパートナーシップ契約を結んだ。11月20日に初の販売拠点となるコーナーを、同日にリモデルグランドオープンした伊勢丹新宿本店1階化粧品売り場に開設。化粧品の主戦場である百貨店、しかも売り上げトップクラスの伊勢丹新宿本店に進出し、日本に上陸。3年以内に百貨店を中心とした販売拠点を8〜10カ所に広げる。
同社は主力のファッションに加え、フード、フィットネスを強化する「3F」戦略を推進しライフスタイル全般へとカテゴリーを増やしている。コスメはこれまで同社の婦人服ブランドなどでオリジナルの化粧品や香水を製造したことはあったが、日本の高い水準の化粧品と肩を並べる化粧品事業はこれが初めて。
「ラ ブーシュ ルージュ」は2017年にロレアル出身のニコラス・ジェルリエ氏がファウンダー兼クリエイティブディレクターとして設立したブランド。最大の特徴はサステイナブルなモノ作り。口紅は一般的に用いられるマイクロプラスチック、防腐剤、パラベン、パラフィン、動物性脂肪を含まない。「ケースはプラスチックを使用しておらず、レザーケースに口紅本体を詰め替えるスタイルを取る。レザーケースも高級バッグの生産過程で出た切れ端を使っており、口紅自体も口に入れても大丈夫な素材を採用している。この開発に2年を要した」とコマーシャルディレクター。レザーケース(全8色)は1万3500円、リフィル(詰め替え用の口紅本体、全12色)は4600円。今後はアイテムの拡大も視野に入れているという。
海外ではパリのボン・マルシェ(LE BON MARCHE)、ロンドンのハロッズ(HARRODS)、ニューヨークのバーグドルフ グッドマン(BERGDORF GOODMAN)などで取り扱われている。