ストライプインターナショナルは、2019年の経営戦略にエシカル、ウェルネスを掲げ、2月にSDGs推進室を設けました。私はその室長として、社内に「SDGsとは何か」の種をまき、木になるように育てています。
私生活では社会人になって以来、収入の5%を寄付にまわすことを続けています。新卒では地元の九州の会社に就職したので、実家暮らしで物価も安かった。余裕があるなら自分ができる範囲の社会貢献をすべきだなと思ったんです。幼いころから「窓際のトットちゃん」が好きで、(社会貢献に積極的な)黒柳徹子さんの生き方に感銘を受けた部分もあります。寄付する団体は、寄付金がどう使われるのかを精査して決めています。私自身、女性だからという理由で以前の職場で非正規雇用だった経験があるので、女児の強制労働や児童労働の削減に取り組む団体に寄付することは多いです。
日々の暮らしの中では、母親や祖母の着物をよく着ます。着物って“究極のサステナブル”。他にも、義母のお下がりのイヤリングに、マイボトルやマイバッグ、ペーパータオルの使用を減らすハンカチ、購入金額の一部が寄付される“ドネーション巾着”などを日々愛用しています。
【私のサステナビリティ】
ファッション業界にとって加速して取り組まなければいけない課題の“サステナビリティ”。企業として大きく舵を切ることはもちろん、個々の意識も重要です。そこで個人的に行なっているサステナビリティについて聞きました。