「N.ハリウッド」は、アメリカのアウトドアブランド「マウンテン ハードウェア」とコラボレーションした新ライン「MHW マウンテン ハードウェア スペシャリー フォー N.ハリウッド(MHW MOUNTAIN HARDWEAR SPECIALLY FOR N.HOOLYWOOD)」(以下、MHW)を2015-16年秋冬からスタートする。テーマは“City”。「N.ハリウッド」のデザインを、「マウンテン ハードウェア」が持つハイスペックな素材を使用したウエアに落とし込み、都市部での日常的なアウトドア・フォーマルウエアを提案する。ファーストコレクションは全8型。黒で統一されたモダンかつミニマルなデザインが特徴で、あくまでシティユースを意識。主なアイテムと価格は、ロング丈のパーカが8万6000円、チェスターコートが8万4000円、マウンテンパーカが5万8000円、ノーカラーのインナーダウンジャケットが5万4000円。販路については「N.ハリウッド」が主導となり、「N.ハリウッド」直営店をベースに、セレクトショップを中心として将来的には百貨店などにも卸先を広げる予定だ。
「MHW」に関して、尾花大輔「N.ハリウッド」デザイナーは「最初に、国内で『マウンテン ハードウェア』を販売するコロンビアスポーツウェアジャパンからアプローチがあった。『マウンテン ハードウェア』といえば、数々のスキーヤーや登山家など、コアなファンに愛されるプロユースのアウトドアブランド。一方でファッション的には、まだまだ街着としては適していないところもある。その部分をボトムアップするのがわれわれの役目だ。アウトドアウエアのオーバースペックな部分に関しては、必要性がないと判断した箇所は最小限に削ぎ落とし、ミニマルなデザインを徹底している。さらに、パターンに関しても、『N.ハリウッド』立ち上げ時の信頼できるパタンナーに依頼した。『MHW』は究極のコラボレーションになったと自負している」と語った。