脱毛サロンを展開するミュゼプラチナムは、F1層の女性に“美容整形”についてアンケート調査を実施。結果、“整形を隠さない”人が8割にのぼるという集計が出て、美容整形に対する人々の認識が変わりつつある状況が明らかになった。
同アンケートは2019年9月19~25日の期間に、全国20~34歳の女性1058人にインターネット経由で行ったもの。アンケートの結果、3.1%の人が“美容整形の経験あり”と回答。経験者に施術パーツについて聞くと、“二重まぶた”が最も多く76%、次に“鼻”で12%、“シミ・ほくろ除去”が5%だった。整形後に“ほかのパーツも美容整形したくなった”と答えた人は73%にのぼった。
美容整形したことを周囲に話すかどうかについては、79%が“話したことがある”と回答。美容整形後、周囲の人がどのような反応をしたかについては、“気づかなかった”という人が64%。24%が“気づいたうえで好意的に受け止めてくれた”、12%が“気づいたが好意的な反応ではなかった”という回答だった。
整形に対する抵抗の有無については、“抵抗がある”と答えた人は77%。何が気になるのかを聞くと、1位が“費用面”で19%、2位が“失敗しないかなど完成度”で18%、3位が“痛み”で15%という結果に。1回の美容整形に出せる費用の上限について、“5~10万円”と答えた人が29%、1~5万円が24%、“1万円以下が20%だった。全体的に以前と比べて低価格で、女性たちの中で“美容整形=高額”というイメージはなくなってきているようだ。
また、著名人の美容整形告白について意見を聞いたところ、“前向きになった生き方を見せるのは良いことだと思う”という回答が45%で最も多く、次に“隠すより良いと思う”“興味がない”という回答になった。
今年3月、女優の有村架純の姉である、タレントの有村藍里が美容整形手術を受けたことをブログで告白し、術後の顔をテレビで公開したことが大きな話題となった。以前はSNS上で“ブス”などと書き込まれ続けていたが、手術を機に“かわいい”と騒がれ始めるなど、風向きが一気に変わった。このような例もあってか、美容整形に対する抵抗はより少なくなりつつあるようだ。