SNSやユーチューブなど誰でも情報発信ができるプラットフォームの登場により、多くのインフルエンサーが活躍している。今や雑誌やテレビ、ウェブメディアなどの媒体以上に影響力を持つ存在と言えるだろう。次々と新しいインフルエンサーが登場する中で、インスタグラムで約5万フォロワーを抱え、雑誌やテレビ出演など活躍の場を広げ支持され続けているのが美容家の立花ゆうりだ。
立花ゆうりは、コスメコンシェルジュやJMAメイクアップアドバイザー、化粧品成分検定など16種の美容系資格を持ち、試したコスメは10万点以上にのぼるという。11月21日号「WWDビューティ」で展開している連載「デジタルPR講座」でもインスタグラムの活用方法を紹介しているが、その豊富な知識と共に投稿されるインスタグラムでは、熱狂的なファンからのコメントが絶えない。また、ウェブや雑誌などで美容ライターとして執筆するほか、TV出演やコスメブランド「K-パレット」とコラボレーションを行うなど、その活動は多岐にわたる。支持され続ける理由、美容家としてのこだわりを聞いた。
WWD:美容家として大切にしていることは?
立花ゆうり(以下、立花):自信をなくしてしまっている人や、年齢などを理由に「私なんか……」とキレイになることを諦めてしまっている人に、もっと女性としてキレイになることを楽しんでほしと思っています。メイクや美容でキレイになる楽しさを知ってほしい、そんな思いを大切にしインスタグラムで情報を発信しています。メイクはパワーをくれるものだと思っていて、リップひとつで自信が湧いたり、コンプレックスを克服できたりします。メイクや美容によって自信がつけばポジティブになれると思うんです。そんな人を一人でも増やしたいです。あとは、気になったものは全部試すことを大事にしています。とりあえずやってみること。自分が試してみないと伝えられないので。なんとなく「おすすめです」って言うことは簡単ですが、それって本当に美容家として正しいのかな?と思うんです。情報を発信する立場として、嘘をつかないことを大切にしています。
WWD:今注目しているビューティトレンドは?
立花:私自身がエイジングの悩みが気になり始めたので、最新技術の登場に注目していますね。最近だと「ポーラ」の新美容液「グランラグゼⅢ(ザ サード)」!好奇心が脳を活性化して、肌にも作用するという考えのもとに開発された美容液なんですが、私も脳と肌はつながっていると考えていたので、この製品を知ったときはとてもうれしかったんです。キレイになりたいというポジティブな気持ちって肌に表れると思うんです。そういった脳と肌の関係を解明したこの美容液にとても期待しています。
WWD:今後どんなものが流行すると思いますか?
立花: ミニサイズコスメですね。ミニバッグがトレンドだし、持ち歩きに便利なミニサイズは需要があると思います。それで言うと、韓国コスメでは定番の一体型コスメなどにも注目しています。ハンドクリームのフタのところにリップ&チークが付いてたり、アイシャドウとチークがコンパクトなケースにセットになっていたりと、持ち歩きに本当に便利。日本でもブームになりそうですね。
WWD:メンズメイクが注目を集めていますが、どう思いますか?
立花:男性のメイク、大賛成です!いきなりフルメイクは難しいでしょうが、眉を少し描き足すだけでもすごく凛とした印象になります。就活やビジネスシーンでも、好印象になると思うんですよね。あと、眉の色をアイブロウマスカラで明るくするだけでもぐっとあか抜けるし、
まずは眉メイクから入ってみて、メイクでこんなにも変わるっていうことを体験してほしいです。それに、世の中にイケメンが増えたら女性だってうれしいですよね(笑)。
WWD:今後どういった活動を行っていきたいですか?
立花:雑誌やテレビ、セミナーなど、さまざまなジャンルに挑戦している最中なんですが、その中で求められているもの、私に合っているものを見つけていきたいです。
そして女性が美を諦めることなく、もっともっと美しくなれるようにメディアやSNSを使って情報発信を続けていきます。あと、男性にも美容の楽しさを知ってもらえるように今後企画してみたいです。男女でメイクやコスメの話が共有できるようになったら楽しいですよね。