デザインの“パクリ”問題や口約束で受けてしまった仕事、著作権や商標権など、実はファッション業界と法律は密接に結びついている。法律を知らなかったことでビジネスに大きな影響や損害を与えてしまう可能性もある。一方で、「法律は難しくてよく分からない」と敬遠している業界人も多いのではないだろうか。そこで、弊紙記者が業界を代表してファッション業界に関係する法律(=ファッションロー)を専門とするスペシャリストたちに業界の悩みや疑問を相談していく。なお、「WWDジャパン」12月9日号では、みんなの疑問・不安に4人の弁護士が答えるファッションロー特集を予定している。さて、ここでの今日のお題は?(この記事はWWDジャパン2018年10月1日号からの抜粋です)
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#Me Too運動の立役者が
未成年に性的暴行の疑い
性暴力被害者らが告発する“#Me Too”運動の代表的な人物の一人、女優のアーシー・アルジェントの、当時17歳だった俳優で歌手のジミー・ベネットへの性的暴行疑惑が今年8月に浮上し、この運動に水を差す形となった。
映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題を皮切りに、有名写真家や企業トップらが告発される事態に。これを受けて有名ブランドや出版社が疑惑の人物を起用しないと表明した。LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンとケリングが共同でモデルのウェルビーイングを守る憲章を制定するなど、業界全体でモデルの権利を真剣に考える風潮になっている。
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